Flower Cage|カリーナの宝塚依存症ブログ

カリーナによる宝塚偏愛ブログ。個人的な感想や考察を、独断と偏見で綴っていきます。ちょっと辛口気味。

2020年06月

宝塚美容院

こんにちは、カリーナです。

最近Twitterで、悪い意味で話題のアカウントがあります。
宝塚にある、とある美容室の経営者のアカウントです。

ジェンヌのプライベートを、勝手にTwitterに書いてしまっているので、問題視されています!
そんなことを書いたら、ジェンヌに迷惑がかかるのに、まったく自覚がないようです。

●「タカラジェンヌの〇〇さんが道を歩いていたのを見た」と、Twitterで名指しで報告。
その時の様子や髪型なども、細かくTwitterで垂れ流す。

●また、ジェンヌとのLINEでのやりとりの内容も、Twitterで勝手にバラしてます。
何曜日の昼間に予約してくれた…とか、そんなところまで。


最近の言動を見ていると、いわゆる“いいね稼ぎ”なのかなと思ってしまいます。


いくらジェンヌとはいえ、休日はプライベートでしょう。
客のプライベートについてTwitterでペラペラ喋るなんて、モラルがなさすぎます!
全く信用できない、常識のない美容院ですね。



ジェンヌの日常をTwitterでいちいち報告することの危険性

この美容院の経営者の悪い所は、「今日こんな場所でこのジェンヌさんを見かけた」と、とても細かくTwitterで報告してしまうところです。
しかも、かなり頻繁に!

宝塚で美容院を経営しているなら、ジェンヌとの遭遇率は相当高いでしょう。
ムラにジェンヌがいるのは当たり前なので、目撃してしまうのも当たり前かもしれません。

でも、ジェンヌの行動をいちいちTwitterで報告するのってヤバくないですか?
場合によっては、ジェンヌが普段よく通る道なども分かってしまって、そのジェンヌが悪い人に狙われるとか…そんな可能性だってあるのに。

過去に、アイドルか何かが、普段よく通る場所をネットで特定されてしまい、ファンに迷惑行為をされたという事件がありました。
そういうこともあるので、こういう情報はTwitterで流すべきではありません。

LINEの中身&予約時間までバラすなんて言語道断!

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私が一番驚いたのは、“予約の件でジェンヌにLINEを送った”という内容のツイート(リプライ)です。

どんな番手のジェンヌが
何曜日に
どのくらいの時間帯に
その店を予約したのか

全部、Twitter上に書いてしまっていたんです。
(私の記事ではわざとぼかしてますが、ほとんど名指しレベルです)

ジェンヌが自分の美容院に来店してくれるというのが自慢なのかもしれません…が、そこまで書くのはアウトでは?

やばい人って、こんなちょっとした情報からでも、個人の行動パターンを調べてしまうそうです。
「たかが曜日と時間帯じゃないか」と思われるかもしれませんが、どんなに小さなことでも、客の予約状況まで書くのはダメですよ。
どんな人がチェックしているか分かりませんからね。



ジェンヌだって顧客の一人

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一般的な美容室は、「今日、横山ヨウコさん(仮名)が昼間に来店されました」なんてTwitterに書きませんよね。
カットモデルか何かで、本人に許可をもらっているなら別だと思いますが。
客がただのプライベートなら、芸能人であっても、名前を出してツイートはしないはずです。

ジェンヌの多くは、単に客としてその美容室に行っているだけでしょう。
それなのに、「こんなLINEのやりとりをした」とか、「次期トップさんから予約が来た」とか勝手に書かれたら、嫌だと思いますよ。
ただ客として来店しただけなのに、プライベート垂れ流しですもん。

もしかして、美容院に来店しているジェンヌたちは、来店情報なんかを勝手に流されているのを知らないのかな。
それが原因で、自分が危険な目に遭うかもしれないのに…。

非常識なアカウントをフォローするのはやめよう

ジェンヌの入り出がしばらく禁止になっていますから、ファンにとっては、こういう情報は嬉しい場合もあります。
「ありがたい、レアな情報だ。さすが宝塚にあるお店だな」と感じるファンもいるでしょう。

そのため、このアカウントをフォローしている人も多いようです。
でも、そもそもそういうプライベートな話題を、お店の経営者がTwitterで垂れ流していること自体がおかしいんですよ。

ジェンヌに何かあったら、どうするんですか?
このオジサンが責任とってくれるんですか???



経営者は昨日、「フォロワーが沢山増えて嬉しいから、これからもどんどん宝塚に関するツイートをしていくね!」という内容の投稿をしていました。
Twitterユーザーに注意されても、反省するどころか、もっと調子に乗ってきています。
自分が、とても有益な情報をツイートしてあげているのだと、勘違いしてしまっているのです。


彼をフォローしている人は、フォローを外した方がいいでしょう。
非常識な行動を助長させるだけです。
「店に行くな」とまでは言いませんが(営業妨害になるので)、これ以上ヤバいツイートをさせないようにするには、フォローを外すのが一番です。

経営者のTwitterを見ずに、美容院にだけ行くのがベスト。これならみんな幸せ。

でももし私がムラに住んでたら、こんな美容室には行かない。
だって、Twitterに勝手に名前を出されちゃうかもしれなくて、怖いから!

自然と顧客離れが起こるかもしれませんね。劇団内で「あの美容室はやめておけ」と噂になるかも。

いいね頂き、ありがとうごさいます。
私と同じことを感じている方々がちゃんといて、安心しました。



まぁ、悪口ではないというのがまだ救いかな…。
客のプライベートを喋りすぎるのは絶対アウトですけど。危険だよ。







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ナウズームミー

こんにちは、カリーナです。

望海風斗さんが、『NOW! ZOOM ME!!』開催について、コメントを発表しました!

さきほど公式のお知らせで、望海風斗さんの退団コンサート『NOW! ZOOM ME!!』が、無事に開催されることが分かりました。

会場が宝塚大劇場&東京宝塚劇場に変更になりました。
また新聞によれば、ゲストの井上芳雄さん&ラミン・カリムルーさんの参加は見送りになったそうです。

でも、無事に開催できるとのことで、ファンは大喜び♡

また、喜んでいるのは、望海風斗さんも同じ!
新聞に喜びのコメントが載っていましたよ♡




新聞記事はこちらから読めます。



宝塚歌劇団は29日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止、延期になっていた雪組公演についての上演決定を発表。雪組トップスター・望海風斗(のぞみ・ふうと)の退団コンサート「NOW!ZOOM ME!!」は会場を変更し、9月11~19日に宝塚大劇場、同26日~10月3日に東京宝塚劇場で開催すると発表した。

 ミュージカル界のプリンス・井上芳雄、世界的演者のラミン・カリムルーのゲスト出演は見送られたが、本拠地での退団コンサート実施に望海は「身の引き締まる思いもありますが、今はただ大好きな劇場で皆様にお会いできるという喜びに満ちあふれております」とコメントを寄せた。
引用元:https://hochi.news/articles/20200629-OHT1T50098.html


チケットとるの大変そうですが、超盛りあがりそうですね!
素敵なコンサートになりますように☆彡









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こんにちは、カリーナです。

宝塚の別箱公演のスケジュールが決定しました!

中止になっていた公演、ミュージックサロン、コンサート等、ほとんどが上演されるようです。
やったね!

『NOW! ZOOM ME!!』は、宝塚大劇場と東京宝塚劇場でやるようです。
もう、やれるだけで奇跡♡

潤花さんの異動時期も発表されました。
スケジュールがどんどん決まってくると、人事関連のニュースが今後も出てきそうです。



水美舞斗さんのDSは、まだちょっと分からないっぽい。





ざっくりまとめると

●宙組『FLYING SAPA -フライング サパ-』
8/1~11、梅芸。9月上旬に首都圏でも公演を予定

●宙組『壮麗帝』
8/14~18、梅芸

●雪組『炎のボレロ』『Music Revolution! -New Spirit-』
8/17~25、梅芸

●雪組『NOW! ZOOM ME!!』
9/11~19は宝塚大劇場、9/26~10/3は東京宝塚劇場


その他の詳しいことは、公式のお知らせをご覧ください。
怒涛のお知らせ祭り…!!


別箱スケジュールについて



梅田芸術劇場メインホール公演、シアター・ドラマシティ公演について



真彩希帆さんのミュージックサロンについて



轟悠さんのディナーショーについて



潤花さんの組替え時期も決定。
8月26日に宙組に異動です。



水美舞斗さんのディナーショーについては、未定っぽいです。
年内にはやれないのかな?


とりあえず、サパの謎は解けそうだ…!(とても気になってる)








煙草と悪魔

こんにちは、カリーナです。

『はいからさんが通る』には、出版社の「冗談社」が出てきます。
ヒロインの紅緒は、そこで雑誌の編集者になるんですよね。
そして、小説家の高屋敷要も登場します。

ところで皆さま、大正時代の本ってどんなモノかご存知ですか?
実物を見たことがない方も多いのではないでしょうか。

これから上演する『はいからさんが通る』は、高屋敷要が語り部で、彼が描いた物語…という感じになっているそうです。
大正時代の本について知っておくと、観劇がさらに楽しくなるかも!?

ということで、大正6年発行の、芥川龍之介の本(実物)をご紹介します!
まだ芥川龍之介が無名の頃に出版した、2冊目の短編集『煙草と悪魔』です。



芥川龍之介著『煙草と悪魔』。
保存状態の悪さは…古本屋に文句を言ってくれ…。

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日本に洋紙が入ってきたのは、明治20年代のことでした。
それ以前の本は和紙でしたが、この『煙草と悪魔』は紙が分厚いので、洋紙なのだと思います。


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当時の本は、活版印刷でした。(今の本はオフセット印刷)

鉛でできた小さな活字を1つずつ組み合わせて、紙1枚ずつに印刷していたんです。
大変な作業ですね。

活版印刷は、印刷する時に、紙に圧がかかります。
そのため現代のオフセット印刷とは違い、活字部分を触るとデコボコしているんですよ。




この『煙草と悪魔』、注目すべきは奥付です。

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これは……今では見かけなくなった“検印”

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これについては、「図書出版・東京文献センター公式ブログ」様から解説を引用します。
本の*奥付(おくづけ)を見ると時々「検印廃止」の文字が入ってきます。

今はありませんが、ISBNもバーコードも無い時代に出版社が著者との取り決めで、著者が出来上がった著書の総制作部数を確認するために検印用紙に印を押し、印を押した検印用紙を奥付に張りつけていきました。今は無くなったその時代の名残(なごり)です。

*奥付(おくづけ):和書(日本製の書籍及び雑誌)で書名、著者名、出版年月日、出版社名の書かれて入るページ。日本の本は大抵本文の最後にあるが、洋書では前にあるので前付(まえづけ)と呼ばれる。


つまりこれ、芥川龍之介本人の印鑑なんですね!
印税の「印」は、検印の「印」。
作家の収入に大きく関わってくる印だったんですね~。



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定価は50銭也。(今だと2500円くらい?)



冗談社が出していたのは雑誌だったけど、高屋敷要個人だと、こんな本を出していた可能性もありますよね。
表紙に『はいからさんが通る』なんて書いてあったりして。

そういえば以前、スカステで永久輝せあさんが、衣装+小道具持って写ってたような?
あの小道具はどんな表紙でしたっけ、ちょっと記憶にありません。
生中継やライブ配信の時に見えるかな。



◆豆知識
古書や貴重本を扱う時は、綺麗に洗った素手がベスト。
白い手袋を使うと、かえって本が毛羽立ってしまい傷むので、オススメしません。
でもこの本は結構汚れているので、そういう本は手袋をした方が正解かも。












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タカラジェンヌ

こんにちは、カリーナです。

宝塚歌劇団は、大正時代から続く歴史ある劇団です。
当時、宝塚をはじめとした少女歌劇は、女学生たちに大人気でした。

実は私、大正時代が大・大・大好きなんです!
大正ロマンっぽい雰囲気が、何とも言えませんよね。

おまけに、宝塚再開の最初の作品は、花組公演『はいからさんが通る』。
大正時代×宝塚の話をするなら…今でしょっ!


大正時代の宝塚ファンは、一体どんな風に宝塚を楽しんでいたのでしょうか?
というわけで、大正時代の女学生と宝塚について、参考資料を見ながら語ってみようと思います。



※おそらく、これを読んでゐる皆さまはご存知だと思ひますが、大正時代の女學生たちは、上級生をお姉さまと呼んで慕う文化を持つておりましたの。
憧れのお姉さまにお手紙を書いて、靴箱に入れておくのよ。
詳細は「エス 女学生」でググって頂戴ね。




宝塚の男役のポートレートに胸をときめかせた女学生たち

当時の女学生が読んでいた雑誌には、宝塚歌劇団の男役のポートレートが載っていました。
『少女の友』あたりの雑誌名は、聞いたことがあるのではないでしょうか。
そこに、“憧れのお姉さま”的存在である宝塚の男役の写真が、毎月のように掲載されていたのです。

というのも、当時は“男女七歳にして席を同じゅうせず”の時代。
未婚の男女が、仲良く一緒に街を歩くなんて絶対アウト。
もちろん、男の俳優の写真をウットリ見つめるなんてのもアウトでした!

人気スタアのプロマイド写真が人気でしたが、女性が男の俳優に夢中になるのは、不良のすることだと言われていたそうです。

しかし、男役の写真なら問題なし!
だって男役は女性ですもの、いくら見つめても、写真を集めても問題視されません

大正時代って、今とは色んな感覚が違ったんですね…。




熱心な宝塚ファンほど勉強を頑張った!

大正時代が終わって、時代が昭和になっても、宝塚は大人気でした。
昭和9年には東京宝塚劇場もオープンし、宝塚はまさに全盛期!

大好きな宝塚の舞台を観るために、女学生たちは劇場に向かいます。
でも、勉強をサボっていたわけではありません。
特に熱心な宝塚ファンほど、勉強を頑張っていたそうです。

『女學生手帖 大正・昭和 乙女らいふ』から引用しますと――
良い席をとるために明け方から劇場に向かうと、居並ぶファンが皆教科書を読んでいたというエピソードもあります。スター達の心意気に報いて、宝塚に夢中だから成績が下がったなどとは絶対に言われたくなかったのだそうです。
引用元:『女學生手帖 大正・昭和 乙女らいふ』河出書房新社 p.59


確かに、「宝塚なんか観に行ってるから、試験でこんな点数とるのよ。まさかの全丁!」なんて怒られたくないですもんね。
(ちなみに紅緒は、女学校の成績が全丁=オール1でした!成績悪すぎですね。。。)

“スター達の心意気に報いて”というのも、今の宝塚ファンに通じるものがあると思います。

大正~昭和の女学生と宝塚の関係って面白い

大正時代は、未婚の男女が、同じ電車の車両に乗るのもアウトでした。
それを避けるために、女性専用車両が作られるほどだったんです。(途中でなくなったけど…)

そんな時代でしたから、女学生が恋焦がれる対象は、宝塚の男役。
今だと「宝塚の男役って女じゃん!憧れるなんて変だよ」と言われることもありますけど、昔はむしろそれがメジャーだったんです。

今の学校には、エスの文化がありません。
また、男役への憧れは、当時の女学生の気持ちとは結構違うと思います。
でも、どこか共通するような部分はあるんじゃないかなぁ…?
お手紙を書く文化なんて、エスの延長線みたいな感じがしなくもない。

当時の少女歌劇と女学生のことを調べると、面白いことが色々と分かります。
興味のある方は調べてみてください。



おすすめの参考資料はコチラ。


『少女の友』に実際に掲載された、タカラジェンヌのグラビアも載っています。
「お姉さまへのお手紙文例集」的なものもあり、なかなかのカルチャーショック感。
興味のある方はどうぞ。










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