シャルム

こんにちは、カリーナです。

先日観に行った『シャルム!』の感想です。

お芝居のほうが、男役・明日海りおの魅力をあまり引き出せていなかったのに対し、『シャルム!』のほうは男役らしい衣装やシーンが盛り沢山♡ 退団公演にぴったりな内容でした。

トップ娘役・華優希さんの扱いが問題視されることも多いようですが、私の率直な感想は「可愛い」でした。しかし、問題点も結構あったと思います。

全体的に濃いショーだったので、とりあえず感想を書いていきます!





ショーの第一印象「毒々しい」→実際に観た感想「可愛い♡」

初日映像で『シャルム!』の衣装や舞台セットを観た時に、思わず「うわっ」と声に出してしまいました。

だって、ド紫だったんですもん
アナスイだって、あそこまですごい紫にはしない。多分。

男役としてただ魅力的であるだけではなく、妖しさや、いい意味での毒気のようなものを持っているところが、明日海りおの魅力ではないかと思っています。“シャルム”はフランス語で“魅力”“色香”“魔法”“呪文”などを表すのですが、幅広い意味を持つこの言葉を、今作のタイトルにしました。


↑稲葉先生のお言葉です。だからあんなに毒々しい色合いなんですかね。ちょっとやりすぎな感じはしましたが。


第一印象がイマイチだったおかげで、「チケットが取れなくてももういいや」と完全に諦めていたんですが、実際にショーが始まってからの印象は全然違いました!!

美しい。そして、可愛い♡

「可愛い」の正体はもちろん、フルフル(華優希)。観に行く前は「フルフルって何よ、ソロモン72柱の地獄の大伯爵フルフルしか思い浮かばないよ」って思ってたんですけど。実際に観てみたら超キュートな魔女っ子でした♪

でも、トップ娘役の仕事は、可愛く振る舞うことだけではありません。そのあたりについては、この後語ります。




『シャルム!』場面別の解説&感想


場面(シーン)別に感想を書きます。記憶違いがあったらゴメンネ。


◆パリ午前零時
フルフルが、カタフィル達を地下世界へと誘います。

カタフィルは、優波慧さんが若手路線スター(綺城ひか理、飛龍つかさ、帆純まひろ、聖乃あすか、一之瀬航季)を率いているような感じ。みごとに路線ばっかりですね。

衣装がショーのイメージに合っていなくて、ちょっとカッコ悪いんだけど、カタフィルだから仕方ないのかな。



◆地底の歓び
しろきみちゃんの側転×2があります!

ずっと激しい振付で、とにかくノリノリ。あんなに踊っていて疲れないかな!?と心配になるほどでした。

びっくさんの歌が、本調子ではない感じでした。


◆美しき男
とてもセクシーでかっこいい、男役だけでのタンゴです。

明日海りおさんの背後から、柚香光さんが近づいて行って……。素晴らしい振付ですね。みりれい好きの私、歓喜。

私は2階席だったんですが、全員の動きが揃っているのがよーく見えました!



◆地底の舞踏会
宝塚ファンの多くが好むと思われる、白っぽい軍服姿で皆様登場。明日海りおさんだけワインレッド系の軍服で、色合いがとても素敵。

明日海りおさんは軍服が着たかったらしいので、すごく嬉しそうな表情をしていたのが印象的でした!

ここのシーンはやはり人気のある大きな見せ場なのか、需要に応えて(見越して?)キャトルレーヴに舞台写真がいっぱい置いてありました。私が見た時は、みりお、カレーちゃん、マイティー、ゆーなみの軍服写真が揃ってました。みんな買うよね~? 私も買いました。

シャンパンゴールドのドレスに身を包んだ娘役の皆さんが、バーッと一斉に出てきて、全員集合になるシーンは圧巻です! あんな華やかで美しい舞踏会、現実では開けないでしょ~!!


◆地底の恋人
レジスタンスの場面です。

そもそもフルフルは地上に住んでた普通の女の子(女性)で、地下で戦っている恋人(柚香光)に会うために地下に降りてくるんですが、そこで撃たれて死んじゃったんですね。。。
いいじゃん、いい感じのれい華じゃん。

しかし、地下に降りてくる前の地上での踊りが微妙でした。振り付けが悪いのか何なのか、あんまり綺麗に見えなくて。あそこは別に踊らなくてもよかったんじゃないかなぁ。(でもそうすると、ただでさえ歌わず踊らないトップ娘役の見せ場が、さらに減ってしまう……)

柚香光さんのジャンプ力がすごくて、結構飛んでました。手足がちぎれそうなほど激しい振付でしたね~。


あと、このシーンの白姫あかりさんが超キュートでした♡衣装はレジスタンスだったけど、華やかさと可愛いオーラが滲み出てて、途中から贔屓そっちのけでオペラで追ってました(カレーちゃんごめんね!)



◆パリ午前七時
あきら2番手のお披露目かと思った。

あきらが歌って踊ります。役名を見たら「エピローグの紳士」でしたので、1人で出てきても全くおかしくなかったんですけど、あきら1人というのが少しひっかかりました。私だけでしょうか?





◆夢
娘役群舞&トップコンビのデュエダン。

デュエダンとは言っても、ちょこっとデュエダンらしく踊った後で、みりおがはなちゃんの鼻をコツンとして(この振り付けはいただけない)、あとは2人がそれぞれユラユラ踊って終わりです。もう少しどうにかならなかったのでしょうか。

でも、『EXCITER!!2018』を見ていると、華優希さんはテンポの速い踊りも普通に踊っていたし、背中をグッと反るのもできていました。相手役が柚香光さんになれば、もうちょい激しいデュエダンもできるのでは?

今の明日海りおさんはすごく痩せていて、娘役をがっちり支えるのが難しいように見えるので、あんな感じの振り付けになったのかも。個人の想像ですけど。



◆魅力
男役の正装・黒燕尾での群舞。明日海りおの全てが詰まった、シンプルな黒燕尾姿が美しいシーンです。超王道のTHE・男役な雰囲気で、音楽も落ち着いていて、最高。

ここのシーンもそうだったけど、『シャルム!』は柚香光さんと水美舞斗さんが隣同士で踊っていることが多いですね。オペラグラスで2人ともいっぺんに追えて楽でした。でも、なんで2人で並んでいるシーンがあんなに多かったんだろう?


明日海りおさんを囲んでいる男役の皆さんが、シュバッと2回転します。この時ダンサータイプの人は涼しい顔して綺麗に回っていましたが、後ろの下級生?たちが結構フラフラしていたのがよく見えました。あの靴で回転はキツイよね。

まぁでもそんなのは関係なく、男役の“魅力”がしっかり詰まった、素晴らしいシーンでした!


そうだ! マイティー→あきら→カレーちゃんの順で1人ずつ明日海さんと踊るのって、ここのシーンでしたよね?

マイティーは最初の頃は「泣いてた」という感想を良く目にしていましたが、私が見た時は柔らかく微笑んでいました。
柚香光さんも、最初の頃は涙がこらえきれなかったようですが、明日海さんに背中を押された時、真っ直ぐに前を見据えていました。もう、迷いはないという表情で……。

その後に明日海さんが歌い出し、柚香光さんが振り返ります。ああ、感動。


◆Grand Parade

上の記事にも書きましたが、階段降りの順番は以下の通り。


芽吹幸奈【エトワール】

聖乃あすか 、飛龍つかさ 、帆純まひろ

優波慧、綺城ひか理

城妃美伶

水美舞斗(肩羽)

瀬戸かずや (肩羽)

柚香光

華優希

明日海りお


くみさんのエトワールが絶品でした!!!


はなちゃんの階段降りの時、コーラスが結構うるさくてビックリしました。そこまで手厚く介護しなくても、はなちゃんは頑張れば歌える……と思う!

私が観た時は、ラストで息切れ気味だったようですが、でも頑張って歌ってた感は伝わってきました。

でもトップ娘役ですから、もうちょい声量欲しいですね。今の時点で息切れなんてしてると、今後もアンチの恰好の餌食になる……。


トップ娘役らしいシーンを増やせば完璧だったかも

全体的に素晴らしいショーでしたが、華優希さんがトップ娘役らしく見えないのは残念でした。
歌ったり踊ったりするシーンが、ほとんどないんです!


マンホールの穴からトップ娘役が出てくる――というのは、初日を観に行った知人に事前に聞いていました。

まぁ、そういう演出もアリかなぁと思ったので私はスルーだったんですが、「マンホールからトップ娘役が出てくるなんて、ありえない。あの演出は何なの?」と、知人はご立腹。マンホールって、下水道のイメージがあるから、人によっては悪い印象を持ってしまうのかな? 


でもショーの流れを見ていれば分かりますが、マンホールの下にあるのは地下都市。そこに地下愛好家――カタフィル達を誘うのがフルフルなので、別に変な演出ではないと思うんですよ。カタフィルを誘うシーン、可愛くて好きなんだけどな。


ちょっと意外だったのは、マンホールが床だけではなく、左右の壁部分にもついていたところ。そこからフルフルがちょこんと出てきて、マンホールの蓋をパタンと閉じるんです。これが案外可愛くて、シャルム=可愛いというイメージが強くなりました。


ただこれ、良くも悪くも、華優希さん用の演出だと思うんです。これがもし、何でもできる優等生の仙名彩世さんだったら、魔女っ子にもしないしマンホールの蓋パタンの演出もしないし魔法のステッキも持たせない。

私は「可愛ければそれでオッケー♪」(CV:ローラ)なタイプなのでこれでも良いなと思いましたけど、このショーの全体で華優希さんは歌でも踊りでもあまり活躍していませんので、文句を言われても仕方のない部分はあるのかなぁ。「魔女っ子やってる暇があったら、もっと歌って踊れ」みたいなね。想像ですけど。

アンチさんに文句を言わせないためにも、もうちょっと魔女っ子以外の出番があってもよかったかもしれないですね。
出番はそこそこあるのに、魔女っ子でステッキ振り回すか、撃たれて死んでるか……という感じだったので。死んでるシーンが思ったよりも長くて、驚きました。



明日海りおの集大成の素晴らしいショーでした!

ミラーボールで客席までキラキラ、そして衣装もゴージャス! とにかくド派手で毒があり、でも美しくて華やかな、素晴らしいショーだったと思います。

軍服や黒燕尾のシーンでは、明日海りおさんが本当に満足そうに見えて、見ている側もホッとするような感じがありました。

男役・明日海りおの求めるものが全て詰まった『シャルム!』。Blu-ray予約しといて正解だなと思いました。あれはDVDだともったいない。


余談ですけど、公演プログラムのほうも退団仕様になっており色んな写真が載ってますので、観劇予定のない方も、プログラムは是非買ってください……!
ていうか最近、劇団ホントに白黒写真好きね。


『シャルム!』の感想は以上です。
お芝居の感想はこちら↓
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