はいからさんが通る

こんにちは、カリーナです。

はいからさん再演ということで、あちこちから心配の声が聞こえてきます。
特に、「はいからさんは役が少ないので、初演よりも役を増やさないと足りないのでは?」という心配をしている人が多いようです。

もともと、はいからさんは別箱用だったので、役がとても少ないんですよね。
別箱の人数で丁度いい感じだったので、再演の際には役を増やさないとヤバそう。

ということで、管理人が実際に原作を読んで、「このキャラなら増やせるのでは?」と思った役を挙げてみます!




はいからさんで増えそうな役①つめ子

編集長の婚約者、つめ子。性格と外見がちょっと個性的(オブラート)なキャラクター。
原作では出番ありまくり!

『ポーの一族』で、べーちゃんが演じた婚約者も、原作ではかなり地味な外見の女性でした。
でも宝塚マジックで、“清楚な女性”に微妙にチェンジされていたので、はいからさんもその方向性でいけば出せそう?

言動が個性的なだけの設定にすれば、誰が演じても(ビジュアル的な意味では)問題ないですよね。

じゃあ誰が演じるか…というところですが、あのパワフルさは音くり寿さんとかどうでしょう? 
彼女なら、全力で演じてくれそうな気がします。

でも、実際には出番をそこまで増やせそうにないし、歌うシーンは用意できそうにないですね……それは勿体ない。
おとくりちゃんの無駄遣いになってしまう。

はいからさんで増えそうな役②牢名主さん

紅緒のお父様にラブ♡な牢名主さん
半分以上冗談ですが、原作ではかなり出てくるんですよね、この人。
アニメ映画版にもチラッと登場していました。

でも初演の牢屋でのシーンはかなりシリアスでしたから、この人の出る幕はないかな。
原作だと、この人がいてくれた方がコミカルでよかったんですけど。

しかしこのキャラクターは、つめ子以上にビジュ難なので、特殊メイクでもしないと無理だな……。せっかくの美しいジェンヌの顔が台無しに……。

まぁ、どんな美形ジェンヌだって、外見のすごい役をやることもありますし。
もしかしたら牢名主さん、ワンチャンあるかも!?




はいからさんで増えそうな役③サーシャ・ミハイロフ

ラリサさんの夫で、少尉の異父弟のサーシャ。
少尉にソックリという設定の人。

私が原作を読んだ時、ラリサさんとサーシャのエピソードにとても感動しました
文庫版だと3巻に載っています。
10ページにも満たないほどの短い部分でしたが、いかにも少女漫画チックなお話で。

このエピソードを追加してくれるなら、第2幕が相当面白くなりそう!! 
柚香光さんが2役やるなら、ただでさえ出番少なめのトップスターの見せ場も増えるし。

でも顔も服装も同じ感じになって、原作読んでないと「これって少尉?それともサーシャ?」という感じで混乱するかもしれないので、別の人がサーシャ役かもしれないですね。
ただでさえ役が少ないんだもの、柚香光さんが2役やるのは難しいかもしれません(やってほしいけど!)。

というか、宝塚的には、役を増やす意味は“生徒に役を与える”っていうところにあるので、そうなるとやはり別の誰かがサーシャかな。
もし出てきたとしても出番自体はかなり少ないでしょうから、微妙に路線の誰かがやるのかな?

柚香光さんに似ている人…はいないので(^^;)、まぁ、路線の誰かがやってくれたら嬉しい!誰でもいい!

増やせそうな役ってやっぱり少ない

原作を何度か読み返しましたが、脇役以外の役で増やせそうなのって、このくらいしかいないんですよね~。
下級生は紅緒の同級生や、伊集院家の使用人確定かな。

あれだけ長い原作を無理に短くまとめたので、初演ではかなり駆け足気味だった『はいからさんが通る』。
大劇場での再演に向けて役を増やすのはいいけれど、増やした分だけさらに話が駆け足気味になるかも。

それでもいいから、役を増やすのか? それとも、役は増やさない方向でいくのか?

気になりますね。