ラテンショー

こんにちは、カリーナです。

花組の2作目のショーが、ラテンショーだということが先日分かりましたよね。
その日からTwitterで、「宝塚のラテンショーの黒塗りは嫌だな」という意見をちらほらと見かけます。

確かに、宝塚のラテンショーの黒塗りって、私も少し苦手なんです。
ラテンっぽさを出したいのは分かるんですが、デメリットも多いですし…。




黒塗りのデメリット①黒いドーランが衣装につくと汚い

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まず一番現実的な意見として…。
汗でドロドロにとけた黒いドーランが、衣装にベッタリつくと、汚いので嫌です。

ドーランが衣装についてしまうのは普段からあることですが、そのドーランの色が薄ければそこまで目立ちません。

でも黒塗り&白い衣装とかだと、もう最悪!
白い衣装に黒いドーランがベッタリついたりすると、とにかく見苦しくなります。

黒いドーランがとても目立ってしまい、せっかくのショーが台無しです。
褐色肌×白衣装という組み合わせ自体は、ビジュアル的には悪くないんですが、ドーランとの相性という意味では絶対にダメ。


「衣装を黒くしろ」とまでは言いませんが、色が目立ちにくいものにしてほしいなぁ…。
(ラテン系だと、たぶんカラフルでド派手なやつにはなると思うけど)



黒塗りのデメリット②ジェンヌの本来の美しさが損なわれる

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最初に言っておきますけれど、元から肌が浅黒い方とか、そういう人種の方への差別ではないということはハッキリ申し上げておきます。
あと、ガキ使で問題になった、黒人コスプレの“ブラックフェイス”の件とも違う問題だということも言っておきます。

***

タカラジェンヌの多くは、驚きの肌の白さだったりしますよね。
素化粧のときの透明感が美しい…というジェンヌさんも多いです。

ドーランを塗ると、どんなジェンヌさんも“素の肌の美しさ”はあまり見えなくなってしまいますが、それでも何となく「素の美しさ」が見え隠れします。
地の肌の色に近い色(いわゆる肌色)のドーランなので、素化粧に近いと言えば近い。
だから、そこまで違和感がないのでしょう。


ただそれは、普段の“肌色系”のドーランの時の話。
元の肌の色とかけ離れた黒系のドーランを塗ると、ジェンヌさんのナチュラルな美しさがなくなってしまって、別物感が強くなるような気がします。


黒塗りにすると、ラテン系の、新しい魅力は付加されるかもしれません。
でも、「普段の自然な美しさ」からはかけ離れた感じになります。

その大きな違和感が、宝塚で黒塗りが嫌われる一番の理由だと思います。

黒塗りはほどほどに

宝塚のラテンショーの時に、ラテン感を出すために黒塗りをする。
それ自体は別にいいと思います。

ただ、あまりにも黒いと、「私の贔屓がとんでもないことに」ということにもなりかねないので…
(衣装が汚れるとか、色んな理由で)

ほんのり浅黒いくらいのドーランなら、個人的にはOKなんですけど、あまりにも黒すぎるドーランはやめてほしいなぁというのが正直なところです。



あ、ショー自体はとても楽しみです!
めったにないので、「黒塗りの柚香光さんを見たい」という気持ちはあります。
死ぬ気でチケット争奪戦に参加する所存。
(公演がちゃんとできるなら、の話ですけどね…)


【2021/3/3追記】
宝塚では今後、「黒塗り」が禁句になるかもしれません。
詳しくはこちらの記事を。