Flower Cage|カリーナの宝塚依存症ブログ

カリーナによる宝塚偏愛ブログ。個人的な感想や考察を綴っていきます。ちょっと辛口気味。

カテゴリ:演目別感想 > CASANOVA

カサノヴァ

こんばんは、カリーナです。

『CASANOVA』には、女の敵になるような男が何人も登場します。清く正しく美しい少女漫画を愛する私としては、「登場人物かなりヤバイ」という第一印象だったんですが、最後まで観ていても、あんまりダメっぽさが出てなくて、むしろ好印象。

一体どんな宝塚マジックが使われていたのか?
というか、彼らは本当にダメンズだったのか?
ちょっとまとめてみました。





女の敵になるような男①カサノヴァ

まずは主人公のカサノヴァ。女1000人斬り。こんな人が実在したんですねぇ…。

明日海りおさん演じるカサノヴァは、設定だけ見れば、THE・女の敵。しかし、彼は史実でも、女性にあまり恨まれていなかったという…。

カサノヴァに関しては、手を出した女性の人数にはビックリですけど、悪意が無さそうなところがポイントなんでしょうか? 自由に女性を愛したい! みたいなね。それ以上でもそれ以下でもなく。ここに悪意や嫌な下心があると、ガチで女の敵なんですが、カサノヴァはそこまでいってないんです。

あと、明日海りおさんの雰囲気とか、そういうのもあるんでしょうね。そしてほとんどの観客は、「私を1019人目にして~」と思っているでしょ!(1018人目はベアトリーチェですよ)
恋スルARENAの缶バッジの文字がまさにそれでしたからね。

みりおカサノヴァは女性に愛される存在だから、どれだけ大勢の女性と関係を持った男だとしても、クズだとは思わないのですよ。

女の敵になるような男②コンデュルメル

柚香光さんが演じたコンデュルメル。自分の妻と元愛人の両方をカサノヴァにとられてしまい、カサノヴァを恨んでいる人。

私は「いや、愛人って何だよ!」って思わずつっこんじゃいましたけど。そして、カサノヴァにとられちゃうご婦人方もどうなのさ???

現代ならば、愛人がいる男は、女の敵。でも昔の貴族社会じゃ、愛人なんて“いて当然”だったんですものね。コンデュルメルにしてみたら、悪意や罪悪感なんて微塵もなかったんでしょう。(ご婦人たちもね…)

そして最後に、コンデュルメル夫人が倒れてしまった時に「ロザリア!」と叫んで駆け寄っていったでしょ。あの時代、正妻に微塵も愛がないことだってあったのに、コンデュルメルにはしっかりと愛が!あったんですよ!!
ここで胸キュンね……。

私は愛人というキーワードに悪い意味でピンっときやすいんですけど、ほとんどの観客は特に気にならなかったのかな。よくある設定でもあるしね。

女の敵になるような男③バルビ神父

私がわりと本気でヒいてしまったのが、水美舞斗さん演じるこのバルビ神父でした。「女癖が悪い」くらいならまだ良かったんですが、女性を妊娠させといて、反省している様子もない。間違いなくダメ野郎です。人数だけならカサノヴァのほうがアレだけど、内容的にはバルビ神父のほうが絶対に女の敵です。

しかしバルビ神父はね…。演じてるのがマイティーでしょ……。
超美形でしょ……。あんなボロボロの服着てて、髪がモジャモジャでも、中身マイティーでしょ?
すっごい美人があのバルビ神父を演じてるんでしょ???
「マイティーなら仕方ないや」的な感情がね、私の中にわきあがってくるわけですよ。
※その理由はこちらの記事を参照されたし


そして、マイティーのコミカル演技が、バルビ神父のダメっぷりをいい意味でカバーしてるんですよ。バルビ神父は、ダメ神父ってところが個性なので、それを潰してはいけない。でも、過去にやらかした罪(女性3人を妊娠させる)の部分は、思い切りコミカルな演技で笑いに変える。
冷静に考えると「いや、笑えないんだけど」っていう内容なんですけど、完全にマイティーのペースに乗せられて、お話を追っている間は全然クズに見えない!むしろ面白キャラでしょ。

劇中では「いい意味でのダメンズ」に完全に変換されているので、セーフ!

CASANOVAはダメ男のカーニバル

私の感想はコレ。ダメ男のカーニバルですよ。
でも、ダメ男に萌えるっていうのもありますから。自分の贔屓がダメ男を演じるっていうのも、色々おいしいですよね。「その美貌で、じゅりあさんを毒牙にかけたのかァ!!」ってねw

ダメンズ萌えの方にはおすすめかもしれません。


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CASANOVA


こんにちは、カリーナです。

花組の『CASANOVA』、素敵ですよね。衣装も綺麗だし、背景も雰囲気出てて。
そしてドーヴ・アチア氏が曲を手掛けたので、歌もとても素晴らしいと思います。

しかし、「なんだか退屈…」「話が薄い…」と思った人も多いのではないでしょうか?
少なくとも私はそう思いました。

何でそんなことになったのか、原因を考えてみます。




CASANOVAのストーリーはつまらない?

『CASANOVA』のDVDをあらためて観ていたら、知人が「正直言って、CASANOVAってつまらないよね」と言ってきました。
まぁ私も似たようなことを思っていたわけなんですけど。

明日海りおさんが歌いまくり、いつも脇役が多かった水美舞斗さんが目立ちまくり、柚香光さんがちょっと変な人()を演じてて、見所はあるはずなんです。思わず吹き出すようなシーンも沢山ありました。


それなのに、どうしてこんなにつまらないと感じるのか…。

CASANOVAがつまらない原因①1本物にしたこと

ストーリーは結構単純です。カサノヴァ逃亡、ベアトリーチェとの出会い、自由や愛が云々、妻と愛人をとられて復讐。内容が薄いとまでは言いませんが、単純だし、『エリザベート』等のシリアスなお話ほどは何も考えずに観れる内容です。

それなのに、長~い1本物。この内容なら、余裕で1幕で終われると思うんですよ。
1幕でまとめたら、そこまで退屈せずに観れる内容だと思います。それなりに色々な展開や見所はあるのですから。

はじめてCASANOVAのDVDを観た知人は、「このお話、やけに長いんだね?」と訊いてきました。いや、まだ1幕の途中ですよお姉さま。まだ2幕があるんですよ…。

短くまとめられるはずの内容を1本物にしてしまったので、冗長なことこの上ないです。観客はツラいですよね。


CASANOVAがつまらない原因②曲が長すぎ

CASANOVAをつまらない作品にしてしまった一番の原因は、「1曲1曲が長すぎる」ということだと思います。というか、そのせいで1本物になってしまったんじゃ?

短い歌詞でサッと歌って、次のシーンに移ってくれれば、客は退屈しません。テンポよくお話が進みますからね。

ところがCASANOVAは、1曲1曲が、な、長い……。
「もうこのメロディはいいよ~、はやく次の場面に移ってよ」と観客がいくら思おうと、歌は続く。何分でも続く!!
とにかく歌い続ける花組の皆様。「そろそろ終わりか」と思ったら、いや、まだまだ。さすがに飽き飽きしてしまいます。

で、曲が終わった頃には「えーと、お話はどこまで行ったんでしたっけ」状態。ただでさえシンプルな内容なのに、今がお話のどのへんだったか分かりにくくなってしまいます。
しかも歌っている間にお話が進むわけでもないので。

『エリザベート』との違い

『エリザベート』も歌うシーンがとても多い演目ですが、あれは歌いながらお話が進んでいるから大丈夫なんです。会話形式みたいな曲が多いでしょ。

CASANOVAはそういうわけじゃないので、全部の曲を、半分の長さにカットしてもいいくらいです。同じメロディで同じ内容を延々と歌い続けられるのは、退屈以外のなにものでもありません。

アーティストのコンサートじゃなくて、これミュージカルなので!

もったいないCASANOVA

良い部分も沢山あるのに、曲の長さや、無駄に長いストーリーなどがアダとなってしまったようです。
組子の皆さんはとても頑張っていたので、彼女達のせいではありませんが。
頭カラッポにして見れる作品だとは思うのですが、ダラダラしているのは嫌ですよね。

もし再演することがあるのなら、曲をどうにか短く変更してほしいです。
もしくは、歌詞の内容を大幅に変えるか…ですね。
そんなことが可能なのかは不明ですけど。







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