宝塚中止

こんにちは、カリーナです。

井上芳雄さんの記事を読みました。
そこには、舞台の公演が中止になった時の、俳優たちの心中が書かれていました。

タカラジェンヌと少し状況が違うとはいえ、“急に中止が決まった時の悲しみ”は、同じなのではないかと思います。
泣いてしまったジェンヌさんも、大勢いたでしょうね…。




公演が中止になった時の俳優の心中

井上芳雄さんの記事は、こちらから読めます。




公演の期間中に突然、中止が決まったというカンパニーの話も聞きました。その日のカーテンコールが終わって楽屋に戻ったら、「明日から中止です。今日が千秋楽になりました」と言われて、みんな泣き崩れたそうです。千秋楽って、最終日だと思ってやるから緊張するし、感動的でもあります。俳優はそこをかみしめながらやっているので、突然、「さっきのが最後」と言われると、本当につらかったでしょう。初日を迎える前に中止が決まり、1回も本番をできなかったカンパニーもあります。俳優やスタッフの心中を察すると、さぞ残念だろうと思い、悲しくなってしまいます。


「さっきのが最後」というのは、かなり酷い状況ですね。
宝塚の場合は、さすがにもうちょっと心の準備をする期間がありますけど、小さな劇団だと「さっき上演したアレが千秋楽です」となってしまうんですね。。。


みんなで泣き崩れた、、、
それはそうでしょうね……。
想像すると、心が痛みます。

「毎日が千秋楽だと思って演じなさい」


井上芳雄さんによれば、舞台俳優は「毎日が千秋楽だと思って演じなさい」とよく言われるそうです。
おそらくタカラジェンヌも、似たようなことを言われているのではないでしょうか?

本来なら「毎回それくらいの意気込みで演じろ」という意味合いが強いのでしょうけど、今回のこのような騒ぎが起こると、「いつ公演が中止になるか分からないから、毎日千秋楽だと思って演じろ」という意味にもとれます。




日本の舞台俳優の立場は弱い

先日私は、こんな記事を書きました。



要約すると「舞台の仕事がなくなったら、その間だけ別の仕事をすればいい」という内容です。
舞台俳優はとても立場が弱いので、舞台がなくなったら、他のバイト等をしないと食べていけません。

それについても、井上芳雄さんの記事に詳しく書いてありました。

そういう精神的なダメージとあわせて、経済的にも舞台俳優の状況は厳しくなっています。これだけ中止が続くと、死活問題になりかねません。ギャラはどうなるのか、この先どうやって生活するのか。現実に今、困っている俳優やスタッフがたくさんいます。舞台がなくなったので、バイトに行くという俳優もいます。有事の際に、演劇の仕事とはこんなに基盤が弱いものなのか、と実感する毎日です。
こういう事態になって、それぞれの俳優が、自分たちのやっている仕事は何なのか、その強みや弱みを考える機会になったと思います。演劇の仕事の素晴らしさについては、みんなよくわかっています。人に元気や勇気を与えるのが、僕らのやりがいだから。でもリスクというか、弱みのほうは、僕も含めて、あまり深く考えてこなかったように感じます。ずっといわれていることではありますが、米国のような俳優組合がないから、何かあったときに俳優の立場が弱かったり、連携がとれなかったりというのもそうでしょうし、契約のやり方とかもそう。演劇業界全体の仕組みを見直す、いい機会なのかもしれません。
引用元:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO56978470Z10C20A3000000?channel=DF120720172677


これだけ人気&有名な舞台俳優の井上芳雄さんですら、その立場はとても弱いのです。
アメリカのほうには俳優組合があるそうなので、まだ少しはマシなのかもしれないですが、日本の舞台俳優は本当に大変…。



タカラジェンヌは「とりあえず給与は出る」という意味では恵まれています。
あと、元々実家がお金持ちなことが多いですよね。
でも、舞台の幕が上がらなきゃ、お金は貰えても、俳優としての仕事はできない。

メンタルに、かなりダメージがあると思います。

健康も大事だがエンタメも大事

井上芳雄さんの記事には、「人命が一番大事」ということも書かれています。
それはきっと、誰もが思っていることですよね。(一部の過激&盲目的なファンを除く)

でも、人間の生活には、エンタメも必要です。
そうしないと、心身の元気がなくなる!!

できるだけ早く、公演が再開できたほうがいいに決まっているのです。
もちろん、人命を最優先にした上で…。


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私は最近、仕事をぶっ続けでやり続けて「もー嫌だ! 何の生産性もないゲームでもやって遊ぼう!」と思い立って、久しぶりにPSPを引っ張り出してきました。

「ゲームなんて一銭の得にもならない」…?
いや、心身を休めるには、無意味っぽいことをするのが大切!!
時間のムダっぽいことをすると、「明日からまた仕事を頑張ろう」という気持ちになれます。
つまり、生産性がないかと思いきや、間接的に生産性を上げてくれるのです。


ちなみに、私が今遊んでるゲームはこれ。



宝塚の舞台に少なからず関係のある「ミュージカルRPG」というゲーム。
ゲームの進行中に、突然ミュージカル風の歌&踊りが入るという不思議ジャンル。
昔から大好きなんですが、このソフトはまだ遊んでなかった。


実は、このゲームシリーズの作曲者が、星組の『Killer Rouge(キラールージュ)』に楽曲提供しています!
詳しくは、この記事をどうぞ。




エンタメは大切ですね…。
屋外で遊べないなら、今は室内でゲームでもするしかありません。
おそらく今、ネットゲームの会社なんかは、めちゃくちゃ儲かっているんでしょうねぇ。