こんばんは、カリーナです。
花組トップコンビのお披露目公演が『はいからさんが通る』に決定しました。
ネット上を見ていると、「またはいからさん?」「せっかくのお披露目なのにガッカリ」というように、ネガティブな反応をしている方が多いようです。
私も「どうせなら他の演目がよかった~!」とショックを受けましたが、決定してしまったものは仕方がありません。
そこで前向きに考えて、『はいからさんが通る』を再演するにあたって、見どころになりそうな部分を考えてみました。初演とは、また違った楽しみ方ができるはず!
「もう観た作品だから、何も期待できない」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください♪
目次
はいからさん注目ポイント①新しい配役&役替わりもアリ?
まず注目したいのが、「新しい配役はどうなるの?」という部分です。
『はいからさんが通る』の初演は2017年ですから、もう退団なさっている方も多く出演されていました。牛五郎役の天真みちるさん、吉次役の桜咲彩花さん、印念中佐役の矢吹世奈さん等…もうオリジナルのキャストで再演するのは不可能です。
また、明日海りおさんと同時退団される芽吹幸奈さん、城妃美伶さんも、もう出演できません。月組に組替えになった鳳月杏さんも、出演は難しいでしょう。
それを残念に思う人はとても多いと思いますが、逆に考えれば、新しい配役で、新しい『はいからさん』が楽しめるということでもあります。
クセの強い登場人物が多く、初演の配役がピッタリすぎたため、違和感を覚えることもあるかと思います。でも、「○○さんの牛五郎、結構似合ってる!」とか、「○○ちゃんの環も綺麗!」といった楽しみ方ができるのは、再演ならでは。
また、初演時にいた人が、全く同じ役を演じるとも限りません。
鬼島軍曹役だった水美舞斗さんが、今回は編集長を演じるかもしれないし、ラリサ役だった華雅りりかさんが吉次さんを演じる可能性だってあります。妄想がひろがりんぐ(*´Д`)
そしてこの『はいからさんが通る』ですが、役が少ないというのが若干ネック。もしかしたら役替わりなんていうこともあり得るので、そのあたりも期待してもいいかもしれません。
編集長を、瀬戸かずやさんと水美舞斗さんで役替わりとか…アリだと思います!
はいからさん注目ポイント②人数が増えてより華やかに
『はいからさんが通る』初演時は、組子さんの人数が少なめでした。また、大劇場での公演ではなかったので、舞台セットが簡素でした。しかし今回は宝塚大劇場での上演。舞台セットが豪華になる!
そして、組子さんが勢ぞろいで舞台に立ちますから、舞台上が賑やかでより華やかに!!初演では下級生のみなさんが少人数で演じていた舞踏会のシーン等も、人数が増えればもっとゴージャスになるはずです。これでもか! というくらいに舞台上にゾロゾロと組子さんたちが出てきて、それはもう素晴らしく見栄えのいい舞台になることでしょう。
はいからさん注目ポイント③美しいビジュアルにまた会える
『はいからさんが通る』で一番話題になったのは、おそらく柚香光さん演じる伊集院少尉のビジュアルの美しさではないでしょうか。
個人的に柚香光さんは金髪が一番似合うと思っているんですが、あの最高に美しい伊集院少尉のビジュアルを再び見ることが叶うというのは、嬉しいポイントだと思います。
もちろん華優希さん演じる紅緒も大正ロマンあふれる衣装で可愛かったですし、華雅りりかさん演じるロシア貴族のラリサも美しく、その他の登場人物も素晴らしい完成度。
「原作まんまじゃん!」というビジュアル再現度がとにかく話題になりました。
同じ組ですぐに再演ということで、衣装の使い回し感があって「省エネなお披露目だな」という気持ちは正直あるんですけど、衣装は原作のイメージそのままでとても綺麗でしたから、そこまで悲観することはないのかなと思いました。
はいからさん注目ポイント④ハズレのない脚本&さらにパワーアップも?
2017年の上演で好評を博した『はいからさんが通る』。キャストが素晴らしかったのはもちろんなのですが、脚本が綺麗にまとまっていたのも人気のポイントだと思うのです。
原作は結構ダラダラしている部分があるんですが、舞台用の脚本ではスッキリとまとまっていて、でもしっかりと見所は残してあって。長い原作のいいとこどりで、素晴らしいストーリーでした。
絶対にハズレのない脚本であるというのは断言していいと思います。
お披露目公演のお話が駄作では、いくら力の入ったオリジナル脚本であろうとガッカリしてしまうものですが、すでに一定の評価を得ている原作&脚本ですから、安心感がありますね。
そして、脚本が初演そのままということはないと思うので、見所が増えるかも!というのも楽しみの一つです。
初演の時は、聖乃あすかさん演じる蘭丸の出番が大変少ないように感じたので、再演するなら蘭丸の出番を増やしてほしいなと思います。また、環と鬼島軍曹のロマンスが大幅カットされていたので、そのへんもボリュームアップしてほしいです。
はいからさん注目ポイント⑤歌ヘタを気にせずに観れる
皆様ご存知の通り、柚香光さんと華優希さんは、歌があまりお上手ではありません。トップの両方が歌ヘタとなると、ちょっとキツいものがありますね(今さらですが)。
しかしこの『はいからさんが通る』は、歌が苦手なトップコンビのために、歌ヘタが目立たないようになっているのです。
・トップの2人は極力歌わない
・他の誰かが代わりに歌いまくる
・歌ヘタな2人でもなんとか歌えるメロディーの曲が用意されている
・曲そのものは名曲揃い
柚香光&華優希コンビで歌う場面は、とても少ないです。でも、曲自体はすごく綺麗なので、聴いて損はないです。そして非常に歌いやすいメロディー&音域になっているようです。
お披露目公演で「うわ~歌下手だな~」なんて思いながら観劇したくないと思うので、そういう意味では『はいからさんが通る』はナイスな選択なのかもしれません。
はいからさん注目ポイント⑥以前チケットがとれなかった人にチャンス再来
舞台そのものの注目ポイントではないんですけど、初演のは超チケット難でしたから、「観たかったのに、チケットが取れなかった!」と悔しい思いをした人は大勢いるはずです。Blu-rayは誰でも買えますが、結局は画面の中。生の舞台には勝てません。でも、初演と同じく柚香光&華優希コンビでの再演ですから、当時悔しい思いをした人にとっては朗報でしかないでしょう。「またあの2人で再演~?」と嫌がる人もいれば、「またあの2人で再演してくれる♡」と喜んでいる人もいるというわけです。
トップコンビが全く同じというのは私個人はモニョるんですけど、喜んでいる人も多いみたいなので、それはそれでいい部分かなぁと思います。
はいからさん注目ポイント⑦フィナーレ
宝塚歌劇団公式HPを見ると、こう書いてあります。
新生花組の魅力を盛り込んだフィナーレナンバーも新たにお届け致します。
そうです、初演にはなかったフィナーレがあるんですよ!
まぁ、フィナーレに興味のない方もいると思うので、人によっては全くプラス要素ではないかもしれないですが(^^;)
ただ、柚香光さんはダンスが持ち味のお方。ダンスには定評がありますので、柚香光さんのダンスが好きな方は期待してもいいのではないでしょうか。私は、フィナーレだけでも観る価値あるかなと思ってます。
大正ロマン感あふれるロケットとか…見れたりするんですかね? 色々と楽しみですね。
ちょっとは期待できそうな『はいからさん』再演
お披露目公演が『はいからさんが通る』の再演ということで、ガッカリしている人がとても多いという印象を受けました。しかし、せっかくの新生花組のお披露目公演です。できるなら前向きに考えたいですよね。もちろん『はいからさん』再演には色々と問題点もありますが、期待できる部分も沢山あります。これからまた新しい情報が公開されていくと思うので、続報を待ちましょう!
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