蘭陵王

こんにちは、カリーナです。

私は、凪七瑠海主演『蘭陵王—美しすぎる武将—』が好きで、繰り返し見ています。

見ているととても面白いのですが、ちょっとした疑問が。
オカマちゃん皇太子の高緯(瀬戸かずや)が、本気で愛していた相手が誰だったのか、考察しつつ悩んでいます。

高緯が好きだったのは、結局蘭陵王だったのか、それとも逍遥君だったのか!?

高緯は男性で皇太子だけど、乙女なハートを持つオカマちゃん。
その恋人が逍遥君(男)なわけですけど、蘭陵王(男)のことも明らかに好きですよね?

本気で両方のことを愛していたのだろうか…?
その設定に、ちょっぴりモヤっています。



高緯と逍遥君:「逍遙君とは身も心も愛し合っていた」と明言

高緯は、美しいものが大好きなオカマ皇太子。

その恋人は、美丈夫の逍遥君(帆純まひろ)
とーっても美しい青年です。
しょっちゅう高緯とイチャイチャしてる。

逍遥君は、蘭陵王の美しさに嫉妬し、蘭陵王を毒殺しようとします。
蘭陵王が美しすぎて、高緯が心惹かれていたのを知っていたので、とても憎んでいたのです。
しかし蘭陵王は、逍遥君のたくらみに気づきます。
すべてがバレてしまった逍遥君は、毒をみずから飲んで死んでしまいました…。

逍遥君の死後、高緯は蘭陵王に「逍遙君とは、身も心も愛し合っていた」と明言します。
恋人の逍遥君の死を、本気で悲しんでいるようでした。


高緯と蘭陵王:蘭陵王に心惹かれていたのも多分本当

何度も言いますが、高緯は美しいものが大好き!
蘭陵王は“美しすぎる武将”といわれるほど美しかったので、当然高緯は蘭陵王のことが気になっています。

少なくとも、寝言で蘭陵王の名前を叫ぶ程度には。
(このせいで逍遥君は、蘭陵王への憎しみを募らせていくのですが…)

逍遥君の死後、久しぶりに会った高緯と蘭陵王。
この時点で、高緯はもう皇帝になっていました。

ずっと幽閉されていた蘭陵王の健康を心配し、「助けてあげようか?」とたずねる高緯。
しかしオカマな高緯さんは、蘭陵王に手を出そうとしてしまい、蘭陵王に拒絶されてしまいます。

高緯は自分の気持ちを受け入れてもらえなかったので、仕方なく、賜死(臣下に自殺させること。名誉の死)を命じるのです。

賜死を命じた後も、「救ってあげたかったのに!」とガチで嘆いているので、蘭陵王のことも本気で好きだったのかしら…?




「2人とも本気で愛してる」という設定がモヤる

おそらく高緯は、浮気心とかそんなのではなく、本気で2人のことを好きだったのだと思います。

でも、少女漫画チックな設定を好む私としてはね!
どちらか1人に絞ってほしかった!!!

両方に恋心を抱いていたからこそ、ストーリーが展開していくわけなので、仕方ないのかもしれないけど…。
(逍遥君が嫉妬して毒殺をたくらむというのは、高緯が2人を愛していないと成り立たないので)

でもね、やっぱり、どちらか1人だけを愛して欲しかったのよ
高緯がとても乙女チックな“第2のヒロイン”だったので、余計に…。

トンチキなので深く考えない方がいいのかも

身も蓋もないことを言いますと、この演目っていわゆるトンチキなんですよね。

見た方は分かると思いますが、真面目に見せかけて、どう考えても色々おかしい。
光るヌンチャクとか…高緯のソロ曲全般とか…。
印象的な曲が多く、衣装も煌びやかですごいのに、内容はトンチキの極みです。

だから、面白ければ何でもいいのであって、高緯の恋心の細かい設定はどうでもいい…のかもしれない…。
いや、高緯の乙女な恋心がないと、話が進まないんですけど。

あまり色々考えずに、気軽に見るのが一番かもしれません。






中華っぽい演目…もっと増えろ…!!




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