マスカレード・ホテル

こんにちは、カリーナです。

宝塚花組・瀬戸かずやさん主演『マスカレード・ホテル』をスカステで見たので、感想を書きます。

原作が有名なので、ストーリーの面白さは安定していました。
2番手ポジの飛龍つかささんは意外とコメディ系の演技が合っていて、登場するたびに思わず笑いが


ヒロインの朝月希和さんとのラブロマンス、音くり寿さんの怪演など、ストーリー以外も見所満載!
(組長・さおたさんのクレーマー役も評判通りスゴかった)


おかしな宿泊客がどんどんやって来る…!
盛りあがるシーンが多くて、非常に楽しめました

【犯人などのネタバレあり】




宝塚版「マスカレード・ホテル」、ストーリーは安定の面白さ

私は原作未読で、宝塚版の『マスカレード・ホテル』を見ました。
映画版は、テレビで放映していたものを、ほんの少しだけ観ました。

“殺人事件の捜査をホテルで行う”というストーリーですが、本編に殺人シーンはありません。
今までに既に殺された人が3人いて、4件目の殺人が「ホテル コルテシア東京」で起こる可能性が…という流れ。

場面はほぼ、「ホテル コルテシア東京」内です。
フロント、客室、街中、警察署の会議室くらいですね。

ぶっちゃけ舞台上で本格推理モノをやられても、頭に入ってこないんですが、「ザックリ何となくの流れが分かれば大丈夫!」という感じで、サクサクと物語が進みます。
トリックとかアリバイとかが初見では理解できなくても、あまり支障はありません。
(何故かというと、私自身があまりよく理解できなかったから…だ!)

瀬戸かずや&朝月希和はハマり役!

主演の瀬戸かずやさんは、さすが男役歴○年というか、キムタクが演じたあの役を“あきら版・新田浩介”として完全にモノにしていました。
キムタクの演技を参考にしたそうですが、完璧なコピーではないのがよかったです。

朝月希和さん演じる山岸尚美は、優秀な女性フロントクラーク。
“優秀な”というところが結構難しいと思うのですが、ひらめちゃんは元々キビキビしたイメージがあるので、役にぴったりハマっていたと思います!


主演や主演コンビが目立たない(出番が少ない)舞台がたまにありますが、『マスカレード・ホテル』は、主演の2人の出番がとても多いと感じました。
うん、こうあるべきよね。




飛龍つかさは出番少なめ&インパクトは大!

2番手ポジの飛龍つかささんは、新田の相棒・能勢刑事役
原作では中年らしいのですが、宝塚版は年下設定で、かなり若いぞ!

2番手のはずですが、意外と出番は少なめでした。
主人公をバディとして慕っていて、大事な場面にはきちんと出てきますが、「あんまり出てこないし、歌わないな…」という感じ。

フィナーレでは歌唱力を存分に発揮していましたが、本編ではほとんど歌わず!
せっかくの歌ウマさんなのに、もったいない

しかし、飛龍つかささんの役はセリフが多いし、思わずクスッと笑ってしまうようなシーンが多いんですよ!
能勢刑事が登場すると、観客席から思わず笑い声が
個人的には、ホテルの部屋にホワイトボードを用意させてたシーンが最高でした!!
出番は少なかったけど、意表を突くような言動が多めで、インパクトはとても大きい役でしたね。

難しい台詞が沢山ありましたけど、飛龍つかささんは滑舌がとてもいいので、全くハラハラしませんでした

音くり寿、狂気の怪演!歌唱力と演技力の融合

『マスカレード・ホテル』の公演期間中、すごく話題になっていたのが、音くり寿さんの怪演です。

ネタバレをしましょう。
事件の犯人は、音くりちゃんです!!
(まぁ、ほとんどの人が知ってるか、、、)

老婆役→犯人の女役の演じ分けが、まずスゴイ。
そして正体が分かり、山岸尚美(朝月希和)を殺そうとする時の歌が!!
狂気じみた台詞まじりで、とにかく大迫力でした…!!

マスカレの中でも、一番の見どころと言っても過言ではないでしょう。

宝塚初心者にもおすすめできる面白い演目でした

舞台は現代日本ですが、宝塚お得意のドレス+謎の仮面のシーンもあって、まさに“宝塚版マスカレ”。
音楽もとても印象的で良かったし、退屈しないストーリー展開で、かなり面白かったです!


ラストは、あきら&ひらめちゃんのラブロマンスっぽい感じで終わり♡
これは映画版でもそうでしたが、宝塚版は特に強調されていたと思います。

気になる方は、ぜひ観てみてください
スカステに入っていない方は、ぜひ円盤をどうぞ!





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