こんにちは、カリーナです。
宝塚といえば、たまに出てくるトンチキ作品を語らないわけにはいかない!
「これは駄作…?」と思えるようなトンデモ演出やストーリーの演目だと、トンチキ認定されるようです。(迷作、珍作とも言う)
ぶっ飛んでいて笑えるトンチキ作品は、宝塚らしいとは言いがたいかもしれませんが、一部の人のツボにはグサッと刺さります。
と言うことで、個人的にとても気に入っている演目や、あまりにも有名な宝塚のトンチキ作品を、それぞれご紹介します
宝塚のトンチキ作品①『蘭陵王—美しすぎる武将—』
凪七瑠海さん主演『蘭陵王—美しすぎる武将—』 は、私が一番好きなトンチキ作品です。
トンチキと言えば、木村信司先生!
『蘭陵王』はキムシン渾身の、面白トンチキの傑作だと思います。
印象的なキャッチコピーである『美しかったが、悪いか』が、そのまま劇中の台詞になってるのもトンチキ。
もはや第二のヒロインといってもいいのが、絵にかいたようなオカマちゃん皇太子・高緯(瀬戸かずや)。
とにかく見てくれ、存在そのものがトンチキの一言だ!(語彙力)
キムシン特有の面白い歌詞、無駄に覚えやすいメロディの迷曲ぞろいでクセになります。
ざっぱーん、ぶくぶくぶく~。
どういう反応をすればいいのか未だにわからないのが、セルフロデオ(※馬は動かないので人の方が動く)。
「蘭陵王!蘭陵王!」という謎称賛コールも、凄いタイミングでぶっこんできます。
あとは、超シリアスなシーンで突然オネエ言葉になるあの人とか…。
ツッコミ不在でそのまま死ぬのもスゴイ。
「光るヌンチャク」は伝説。
あまりにも好きすぎて、真面目な考察記事まで書いてしまった。
コメント欄も必見。↓
宝塚のトンチキ作品②『CAPTAIN NEMO』(キャプテン ネモ)
彩風咲奈さん主演『CAPTAIN NEMO』(キャプテン ネモ)は、宝塚を代表するトンチキ作品といっても過言ではありません。
トンチキ系の話題になると、必ず名前が上がるほどのトンチキ作品。
この演目を見ると、「マトカ」と言う単語が頭から離れなくなります。
※マトカ…島の名前。登場人物たちがここに流れ着く。
各シーンごとに「これはどういうことだ…」「えっ!?!?」ってなります。
ネモ船長や周囲の人々が、一体何をどうしたいのか、全く理解できません。
宇宙から変な電波を受信してるような気持ちになります…。
ポスターの彩風咲奈さんはとても綺麗で、ポスカ買っちゃうくらいだったんですが。
内容は見事なトンチキです。
華形ひかる
宝塚クリエイティブアーツ
2017-12-08
宝塚のトンチキを愛せよ
トンチキ作品って、正統派の名作とかではないので、「駄作だ!」「珍作すぎてついていけない」と言われることもしばしば。
しかし、
駄作=トンチキ、ではないのです。
人によって感じ方は違うと思いますが、一見すると駄作臭がするのに、見ていると思わずフフッと笑ってしまうのが、トンチキ作品だと思います。
(おそらく正確な定義はない)
宝塚のトンチキは、今後も生まれ続けるでしょう。
面白いトンチキ作品が、今後も生まれることを、ちょっぴり期待しております。
(できれば、分かりやすい名作の方がいいですけどね!)