Flower Cage|カリーナの宝塚依存症ブログ

カリーナによる宝塚偏愛ブログ。個人的な感想や考察を、独断と偏見で綴っていきます。ちょっと辛口気味。

タグ:佐藤天平

アウグストゥス感想

こんにちは、カリーナです。

ようやく念願の遠征が叶いました。
東京公演『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』観てきたよ

久しぶりにお客さんが入っているからか(ほぼ満員!)、組子たちのエネルギーが凄かった


『アウグストゥス-尊厳ある者-』は、SNSだとあんまり感想を見かけません。
私がライブ配信を観た時も、課題の多い凡作かなーと感じました。

しかしナマで観劇したところ、評価が一気にランクアップ。
「これは追いチケせねば」と思いました。


今回はとりあえず、感じたことをつらつらと書いていきます。

※ネタバレ有




『アウグストゥス』は全体で見るべし。照明が綺麗で音楽もイイ!

『アウグストゥス-尊厳ある者-』は、最初はライブ配信で観ました。

その時の感想は「課題はあるが、ネット上の評判よりは面白かった」でした。
 

上の記事にゴチャゴチャ不満も書きましたが、実際に生で観劇した感想はこんな感じ。

・照明が綺麗。2階席で観たら最高に美しいと思う
・意外と音楽が良かった。配信だとイマイチ感じなかったけど…
・演者を生で見ると、ストーリーが分かりやすかった

アウグストゥス、思っていたよりも好みでした。
「めちゃくちゃ面白い」というタイプの作品ではないし、主人公の描かれ方は微妙でしたが、これは普通に通える。
ていうか通いたい。


ポンペイアが自殺した理由がハッキリ伝わってきた

ライブ配信で観た時は、「なぜポンペイアが自殺したのか」、理由がイマイチよく分かりませんでした。
でも華優希さんのナマの演技を見ていたら、ポンペイアの心情が良く伝わってきました。
ライブ配信でも同じシーンを見たはずなのに、こんなに感じ方が違うんですね…。

本当にポンペイアのせいであんなこと(悲劇が続く)になったのかは、分かりません。
ここはちょっと腑に落ちない。ポンペイアが切りつけに来ても来なくても、ああなっていたはずだから。

でもポンペイアは、「私のせいで…」と自分を責めて、自殺したんですね。




冴月瑠那&永久輝せあがオペラ泥棒

この公演で退団となってしまう冴月瑠那さん。
もう生で見れるのは最後かもしれないと思ったら、ずっとるなさんをオペラで追ってしまいました。
最後が女役というのは微妙なんだけど、あれはあれでるなさんの魅力が出ていた…かな?
とても可愛く&美しかったので、もう1度見に行きたくなりました。(フラグ)

あとは永久輝せあさん演じるブルートゥスが、思った以上にハマり役でした!
苦悩する感じの表情が、永久輝せあさんの持ち味にピッタリなのかもしれません。
もう一度観たくなりました。(再びのフラグ)


もちろん贔屓の柚香光さんも見なきゃいけませんので、本当に目が足りなかった!!!

オタク的視点~ああ、マジでミュージカルだわ

クレオパトラが椅子から降りてきて歌うシーン、どうしても某ミュージカルRPGのゲームの場面しか思い浮かばなかった。
マジでこんな感じだった。
分かる人だけ分かって。

 




このゲームと宝塚には、実はちょっとした関連性があります。
詳しくはこの記事を読んでね↓



簡単に言うと、作曲者の方が宝塚をイメージして作曲してたり、実際にショーに楽曲提供してたりするんだな。


気になった下級生~あなたは誰?

『アウグストゥス-尊厳ある者-』を見ていて、気になった下級生をメモっておきます。

高峰潤:舞台化粧が私好みで、つい目を奪われてしまいました。
目立つ役は付いていませんでしたが…。

???:オペラで目の合った下級生。
マジで誰か分からない。わざわざコッチ見てくれたのにごめんね…。


その他にも、可愛い下級生が色々いて、「未来の新たな贔屓は誰かしら?」とワクワクしながら観劇しました♪



この感想は①となっております。
②は…また後日更新!!!




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キラールージュ


こんにちは、カリーナです。

宝塚には数々のショー作品がありますが、星組の『Killer Rouge(キラールージュ)』は私が好きなショー作品のひとつです。

このショーには色々な曲が使われていますが、私がびっくりしたのは、ものすごくマニアックな曲が使われていたこと!(サイトーの犯行)
そしてその曲には、もっともっとマニアックなウラ話が潜んでいるのです。


今回は、『Killer Rouge』を観るのがもっと楽しくなる?かもしれない、マニアックな豆知識をご紹介します!





マニアックな曲「罪な薔薇」ってどんな曲?

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『Killer Rouge』の作・演出は齋藤吉正先生。オタク趣味全開で、アニソンなどをブッ込んでくるので有名な先生ですね。
いわゆる“サイトーの犯行”


その先生が『Killer Rouge』で選んだ曲が、なんと「罪な薔薇」

この曲は、『魔界戦記ディスガイア2』という、オタク少年向けのゲームで使われていた曲でした。
なんてマニアックな選曲なんだ……!!(初見の私の正直な感想)
おそらく、宝塚歌劇を観に行っている客層を考えると、この曲を聴いてすぐに曲名が分かる人は少ないと思います。
私はすぐ気づいてビックリしたんですが


『魔界戦記ディスガイア』は、魔王の息子やら悪魔やらが出てきて、敵モンスターを倒す感じのゲームです。
現在アラサーの男性ならドンピシャ世代でしょう!
これを書いてる私は女ですけど(^^;)


ショーの中で、華やかなジェンヌが歌っているので誤魔化されがちですが、よく聴くと歌詞が物騒なのはそのためです。

『裏切りなど~もう~ 悪徳じゃない~♪』

『踊れ愚か者ども~ 殺戮の饗宴に~♪』


宝塚の舞台上で、まさか殺戮の饗宴をしでかすとは。まさにサイトーの犯行。


魔界戦記ディスガイア2 アレンジサウンドトラック
MIKI
ジェネオン エンタテインメント
2006-06-28


↑多分コレに収録されています!

「罪な薔薇」の作曲者は、宝塚風の曲を作曲したことがある!

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曲の紹介が終わったところで、今回のトリビアです。


「『罪な薔薇』の作曲者は、過去に宝塚風の曲を作曲している」


「罪な薔薇」の作曲者は、佐藤天平さんです。
星組『Killer Rouge』で曲が使われることが決まった時の、佐藤天平さんの反応がこちら。



う~ん、嬉しそう!

それもそのはず。
何故なら彼は、宝塚をイメージしたミュージカル風の曲を、過去に作曲したことがあったのですから。

長年、心のどこかで宝塚を意識して作曲されていたと思うので、かなり感慨深かったのではないかと思います。






宝塚風ミュージカル曲を沢山作曲した佐藤天平

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佐藤天平さんは、ゲーム音楽の作曲家としてとても有名です。

彼が有名になるきっかけになったのは、『マール王国の人形姫』シリーズ。
「罪な薔薇」が使われていた『魔界戦記ディスガイア2』を作ったのと、同じゲーム会社の作品です。


このゲームの特徴は、物語を進めていくと、ミュージカルのようにキャラクター達が突然歌い出すというところ。
ゲームのジャンル名は、そのまんま「ミュージカルRPG」でした。
簡単に言うと、某ネズミー映画が可愛いゲームになった感じ。


このゲームには、宝塚をイメージしたような男装の麗人キャラもいて、それだけでも宝塚チックでした。
正確には宝塚というか、モデルになったのはベルばらのオスカルかな?



しかしさらに宝塚感が増したのは、シリーズ3作目の『天使のプレゼント マール王国物語』でのこと。
佐藤天平さんは公式設定資料集的なものの中で、とある曲に対して、“タカラヅカ風に作曲した”と明言されていました。

宝塚を意識して作曲したという曲は、言われてみれば確かにタカラヅカちっくで、男女の悲恋を歌った物でした。
当時まだ子供だった私は「本当に宝塚で歌ってくれないかなぁ」と思ったものです。


まさか約20年後に、『Killer Rouge』のほうで、“殺戮の饗宴に~♪”のほうが歌われる日が来るなんて思ってもいなかったんですけど!

そっちかよ!みたいな(;^ω^)



齋藤先生、ソニアさんの歌やペコニャンの歌ではいけなかったんですか……?
「気高き華の掟」なんて、めっちゃ宝塚な雰囲気でしたよ。
あえて宝塚風でもなんでもない曲の方が、驚きがあっていいのかもしれませんが。。。

余談:紅ゆずる&綺咲愛里でクルクル踊ってほしかった

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余談ですが、「罪な薔薇」には、実は公式でアニメーションもついております。
YOUTUBEで探すと出てきます。
そもそもこれ、ゲームのOP映像用の曲なんですよ。

このサビのところで、主人公の青年と、魔王の娘がクルクル踊るんですけど、決めポーズがどことなく宝塚! 
娘役が、背中をグッと反った感じ!!


綺咲愛里さん、「魔王の娘」役がメチャクチャ似合いそうなので(※褒めてます)、紅ゆずるさんとクルクル踊ってほしかったな~と観るたびに思います。
可愛い拳銃を持ってバーン!とするシーンもあるので、客席に向けてハートをバーンと撃ち抜いてほしかった。

映像を観て頂ければわかりますが、この魔王の娘が超カワイイんです♡
小悪魔タイプのあーちゃんにピッタリだと思うんですけど!

まぁ、あそこはあの2人の見せ場ではないと思うので、やめておいたんでしょうね。
あと、元ネタを知らないと「何じゃこりゃ」って感じかも。


裏話を知れば、ショーが何倍も楽しくなる!

ショーって、そのまま観てても煌びやかで素敵ですけど、「実はこの曲にはこんな裏話があってね」みたいなのがあると、さらに楽しめますよね。

「罪な薔薇」の作曲者は、過去に宝塚を意識したミュージカル曲を何曲も作曲していました。
「罪な薔薇」そのものは宝塚イメージではなかったと思うのですが、そういう人が作曲された曲だと思うと、また違った見方ができるかもしれません。


知識があればあるほど、ショーを観るのが楽しくなる♡
次に『Killer Rouge』を観る時は、今回の豆知識をちょっとだけ思い出してみてください。




【後日談】(9/3追記)





まさかのご本人様降臨で、管理人は嬉しさのあまり浮かれポンチな返信をしてしまいました。

私、ここのゲーム会社の作品が本当に好きで、限定版特典のオリジナルサントラとか、後日発売されたアレンジサントラとか、ほとんど買ってたんですよね……。
学生のお小遣いで、よく全部買えたなぁと今でも思います。
今もiPodの中には、佐藤天平さん作曲の曲がいっぱい♡

個人的におすすめで今でも買えそう?なのは、ルフ魔女のアレンジサントラ。
歌う曲は少ないですが、「罪な薔薇」が気に入った方は是非!!(販促)










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