Flower Cage|カリーナの宝塚依存症ブログ

カリーナによる宝塚偏愛ブログ。個人的な感想や考察を、独断と偏見で綴っていきます。ちょっと辛口気味。

タグ:龍の宮物語

宝塚泣ける

こんにちは、カリーナです。

皆さんは、観劇したときに“泣く派”ですか?
私はあまり泣かない派で、普段から驚くほど泣きません!(自慢じゃない)

そんな私でも、宝塚の舞台を観ていると、思わずウルッとくる時があります。
とても感動的な演目を観ると、泣けない体質でも、泣けるんですよね…!

ということで、普段めったに泣かない私が、さすがに泣けた宝塚の作品をご紹介します。
泣ける作品をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくだざい。



宝塚の泣ける作品①ファントム

泣ける作品というと、必ずと言っていいほど名前の挙がる『ファントム』。
『ファントム』は、銀橋での親子のシーンで泣けるという方が多いようです。

個人的にはエリックの両親の馴れ初め〜最後も感動しました。
どんなに醜くても、母親にだけは本当に愛されていたエリック…

そして、エリックの顔を見ても平気だと思ったクリスティーヌと、仮面をとったエリックの、その後の心の動きなど…。
見所がとても多いので、とてもオススメです。

個人的には2011年花組のも結構好きなんですが、歌唱力重視なら間違いなく2018年雪組を推します!




宝塚の泣ける作品②龍の宮物語

とても面白いということで評判のよかった、星組公演『龍の宮物語』。
私は映像で見ただけですが、それでも感動しました。

物語の冒頭で、“探し物”をしていた玉姫。
そこに現れた、子供時代の清彦(呪い殺したい血筋の人間)。
でもその場では殺せず、そこで玉姫はこんなことを言うんです。

「秋に桜? それじゃあその季節になったらば、わたくしに見せてちょうだいね」

秋に桜→サクラタデのこと。この花がラストで出てきた時、私は泣いた。
玉姫が本当に欲しかったものとは?
そこを深く考察すると、とても泣ける…。

このサクラタデの伏線も感動的ですが、百合子のバイオリンの音色や雨の音など、“音”による感動も襲い掛かってきます。
劇場で観たら、たぶん超泣いてた。







宝塚の泣ける作品③金色の砂漠

花組公演『金色の砂漠』は、個人的にはちょっと苦手な部分(すみれコード的な意味で)もあるんですが、それでも感動できた作品です。

わかりやすく「泣ける!」という感じではなく、魂が揺さぶられる感じ。
トップコンビ2人の恋愛模様もそうですが、登場人物たちそれぞれの心情がとても細かく描かれていて、見るたびに色んな人物に感情移入して見てしまうんです。

心に刺さるものが沢山あるので、気づいたらウルッときます。
伏線の張り方も素晴らしく、考察好きな人にもおすすめです。
繰り返し見るたびに、新たな発見がありますよ。








Amazon動画配信だと、お安く観れちゃいます。

宝塚の泣ける作品で心の洗濯を!

泣ける作品を観て思いきり泣くと、心の洗濯になるらしいですよ!
心がモヤモヤしたときは、ぜひ宝塚の泣ける作品を観てみてください。



よく「宝塚の泣ける作品といえばロミジュリ」という意見も見かけるんですが、私が個人的にロミジュリそんなに好きじゃないので…すみません。
でも一般的には、泣ける系なんじゃないでしょうか。

宝塚の舞台だけでなく、映画も、本でも感動したことがないんですよね。私には合わないのかもしれません。


~余談~
以前「柚香光さんは、ロミジュリやりたいんだって」と言ってる人を見かけたんですが、正確に言うと「ロミジュリのような作品」です。結構意味が違うので、お間違えのないように。






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龍の宮物語

こんにちは、カリーナです。

昨日、スカステで『龍の宮(たつのみや)物語』が初めて放送されました。
私は劇場に観に行っていないし、DVDなどの円盤にもなっていないので、今回初めて映像で見ることができました。

ということで、『龍の宮物語』のザックリとした感想です。

・音楽がとても綺麗
・みんなの演技力がすごい
・伏線張りがしっかりしているので、考察がはかどる!
・劇場で観た方が面白そう

それでは、行ってみましょ~。




美しい音に酔いしれる“音楽奇譚”

この作品は“音楽奇譚”と銘打たれておりますが、まさにそんな感じ!
音楽がとても美しいんです。

プロローグでは、美しくも悲しいような、どこか不気味なような… 『龍の宮物語』の世界観をそのまま表しているかのような音楽が鳴り響きます。
そこに現れる異形の者たち。
まるで百鬼夜行のよう。

そして、所々で流れる、百合子のバイオリンの音色。
流れてくるタイミング、バッチリですね。
計算されてます。

そして、玉姫と会った時に聞こえる雨の音。
この音が聞こえるたびに、清彦は玉姫のことを思い出す…。

音に気をつけて、何度も見てみたい作品です。



キャストの演技力が光る“本格的なお芝居”

『龍の宮物語』は、派手さがない分、演技力が試される演目だなぁと思いました。
THE・芝居で、とても本格的な感じ。
(難しい歌が多いようだったので、歌唱力も必須!)


主演で清彦役の瀬央ゆりあさんは、力はないけどまっすぐな性格の書生さんの役がよく似合っていました。
色んな方が「はまり役」と感じたのではないでしょうか?

玉姫役の有沙瞳さんは、じっとりとした雰囲気が凄かったです。
明るい役の時はカラッと明るいのに、玉姫は“怨念の塊”感が出てました。
本当にそこに、玉姫という可哀想な女の人がいるようで…。
あんな人に誘われたら、龍の宮に行っちゃうわ。

龍神 火照役の天寿光希さんも、 いかにも竜神という感じで貫禄が凄い!
あと、衣装が超好みでした♡
衣装も役柄も、とても似合っていました。


他の方もすごかったんだけど…全員は書ききれないのでこのへんで!

伏線が多いので考察がはかどる

バウで上演されてから、「これはすごい作品が来た」と話題になった『龍の宮物語』。
それは、伏線の張り方が絶妙なのも理由だと思います。

実際、上演が終わってからも、Twitter等でファンの方が考察をしているのをよく見かけました。
あちこちに散りばめられた伏線をまとめている方もいました。

山彦の正体とか…玉手箱とか…サクラタデとか…。
サクラタデと玉姫の笑顔、、、最後のほうで泣いた。
指田先生は、アイテムを効果的に使うのが得意なのかな?



私はまだ1度しか観れていないので、深い考察はまだできていません
でも、1度見ただけでも「ああ、あれはここに繋がるのね! ナルホド!」と思いながら観ることができて、とても楽しめました。

意外と、伏線張りがしっかりしている作品って少ないような気がします。
というか、伏線回収せずに終わるような駄作が、直近でありましたからね…(どの演目とは言わない)
舞台に限らず、伏線張り&回収が完璧な作品は、良作と呼べるでしょう。

伏線ほったらかしの作品は大嫌いです、個人的に

劇場で観たら何倍も感動すると思う

バウホールで上演したのを実際に観た方々は、「生の舞台で、バウホールでないと、あの感じは出せない」と口をそろえて言っていました。

映像でみていると、かなりスモークが焚かれているのがわかります。
そしてそこに、雨の音。

狭いバウホールの中で、あれだけスモークを焚いたら、雨のような湿っぽいにおいがしそうです。
また、“池の底にある龍の宮”を表現するのには、大きな劇場ではなく、バウホールのような小さな(狭い)劇場の方が向いているのでしょう。


劇場で生で観られたなら、もっとあの世界観に引き込まれていたと思います。
もう映像でしか観られないのが残念です。



『龍の宮物語』は間違いなく名作

大袈裟なキャラクター造形がどことなくアニメ&漫画っぽいので、「凡作だわ」「評判ほどではなかったわ」と言う人はいると思います。

確かに、合う・合わないはあると思います。
私はアニメやゲームも好きなオタクなので、普通に受け入れてしまったけど。
人によっては、「コスプレ感強め」と感じてしまうかもしれません。

でも、曲がとても綺麗だし、舞台の背景などのセットも良かったと思います。
お話の内容は、考察のしがいのある奥行きが感じられました。
キャストも素晴らしかったです。

『龍の宮物語』は、名作と呼んでもいいのではないでしょうか。
上演中に、あれだけ話題になりましたからね。
「これはスゴイ!」とハマってしまう人が続出したなら、それはきっと名作です。


時間があったら、また見返してみようと思います。

今回見逃した方は、次の放送を待ちましょう。
いつになるか分かりませんが、見て損はないですよ。

***

↓以下は私の考察…というか、疑問

玉姫は、1000年くらい前からあの血筋を祟っていたらしいですが…そんなに長い時間をかけても、清彦の家の血が絶えなかったのは何故なのでしょう?
7代くらい祟ったら、あっさり血なんて絶えてしまいそうなのに。
何だかんだで、自分を裏切った青年の血筋の人に謝ってほしくて、あえて殺さなかった人とかがいたんだろうか。
それとも、本気で根絶やしにするつもりはなかったのか???
このへんは、突っ込んだらヤボなんですかね。





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龍の宮物語

こんにちは、カリーナです。

本日9日が千秋楽となる、瀬央ゆりあ主演『龍の宮物語』。
ストーリー、演出、演者すべてにおいて素晴らしいと評判で、「東上して!」「DVD出して!」という声をよく見かけます。

私もその内の一人なのですが、今のところ東上の予定はありません。
また、DVDが出る予定もないそうです。

とてもガッカリしていたところ、“公演プログラムが完売”という情報が。
そして急遽、プログラムの増刷が決定!!

こんなに話題になってるなら、円盤出すとか東上とかして欲しいんですけど……!
ちょっとは期待してもいいんでしょうか?





『龍の宮物語』Blu-rayやDVDの発売予定なし

今のところ『龍の宮物語』については、Blu-rayやDVDの発売予定は無しとのことです(12/9現在)。
TCAに直接問い合わせたらそう言われたので、ガッカリ。

『龍の宮物語』は、「感動した」「切ない」「素晴らしい」とネットで話題沸騰中の作品。
緻密に描かれる人間関係、ヴァイオリンの音色、雨音……。
実際に観劇された人たちの感想を見ているだけで、「これは凄いやつでは」と思えます。

色々な方の考察を見ていたら、「あーーー観たい!」とジタバタしてしまいました。
でもDVD出ないのね……。

私が最近見た演目(どれとは言わない)が、どれもそこまで奥深いストーリーではなかったので、考察できる系の作品は嬉しいです。
考察というと、『金色の砂漠』あたりはすごくそういうのが楽しかったので、他の方もよく言っているように、指田先生はウエクミ先生系の鬼才なのかも。

実際の舞台が無理なら、DVDでもいいから欲しい……。


【追記】
スカステで放送されたので、感想と、簡単な考察についてまとめました。↓








『龍の宮物語』公演プログラムが完売→増刷決定!

チケ難&評判の良さが影響したのか、『龍の宮物語』のプログラムが完売になったそうです!

8日時点でのTwitter情報によれば、キャトルでの取り扱い中止、店舗によっては完売らしく、バウホール改札内で1人1冊しか買えないようにしたみたいです
しかも、8日の時点で全在庫が約10冊という情報も見かけました。

「せめてプログラムだけでも」と思った人も多かったんでしょうね……。
ということは、千秋楽だけを見に来る人は、公演プログラム無しで観るハメになるのか?

そして本日9日、プログラム増刷決定の情報がッ!!
張り紙によれば「完売しておりました『龍の宮物語』の公演プログラムについて、追加生産が決定いたしました。※再発売日等詳細は追ってHP等でご案内致します。」
……とのこと。やっぱ完売してたのね!

劇団さん……ファンの声が聞こえていますか……。これだけ需要があるってことですよ……。


【12/10追記】
公式より。「12月18日(水)再入荷予定です。キャトルレーヴ各店舗においても同日再入荷予定です。」
……ですってよ!買わなきゃ!!

『龍の宮物語』円盤発売も夢じゃない!?

『龍の宮物語』は、個人的に今気になっている瀬央ゆりあさんがたまたま主演ですけど、ストーリーその他にも大変興味があって、すごく観てみたいんです。
映像でもいいから!

そのうちスカステで放送されるかもしれませんけど、うちの場合メッチャ電波悪いから、ノイズまみれになるという心配が。
だからお願い、円盤で出してっ!

……というか、もう千秋楽だというのに「後日プログラム増刷するよ」っていうことは……再演もしくは円盤の可能性が少し出てきた……!?

期 待 し て ま す 。


↓関連記事↓



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龍の宮物語

こんにちは、カリーナです。

星組の瀬央ゆりあ主演『龍の宮物語』ですが、「すごく素敵な作品だった!」という感想をTwitterでよく目にします。

最近、瀬央ゆりあさんに大注目している管理人は、「そんなにいい作品なら観に行きたかった!」と、今更後悔しております……。





『龍の宮物語』のあらすじ

この演目が発表になった当時、まだ瀬央ゆりあさんにそこまで関心がなかったので完全スルーだったんですが(ゴメンネ)、今見てみるとナニコレ超面白そう。
遠い昔、夜叉ケ池という池で干ばつが続いた。村の長者は自らの娘を生贄として池に棲む龍神に捧げ、村には再び雨が降るようになったという……。
明治中期、実業家島村家の書生・伊予部清彦は、仲間達との百物語で、夜叉ケ池の怪談話を知る。度胸試しに一人池へ向かった清彦は山賊に襲われている娘に遭遇する。清彦が娘を助けると、娘はお礼に清彦を池の奥底にある龍神の城・龍の宮(たつのみや)へ連れて行く。清彦が助けたのは、龍神の姫・玉姫であった。清彦は姫を救った恩人として丁重にもてなされ、宮殿での豪華な生活に浸りながら、姫の怪しい美しさに惹かれていった。やがて数日が過ぎ、友人達や島村家の令嬢百合子のことが恋しくなった清彦は、玉姫に地上へ帰りたいと告げるのだが……。
夜叉ケ池伝説と105年前にも宝塚で上演されたお伽話『浦島太郎』、青年と龍神の姫の愛憎織り成す異郷訪問譚。

私は“夜叉ケ池伝説”というのを全然知らなかったので、最初に演目名とあらすじを見た時の感想は「めっちゃ浦島太郎」でした。

でも、浦島太郎のようにいじめられている亀は出てこないみたいだし、新聞社から出ている写真を見ても、「あ、これ絶対シリアスなやつ」ってわかる。

先日スカステで見た稽古風景だけだと、そこまでシリアスな作品だとは思わなかったんだけど、実際は悲恋モノ?っぽいそうで。
いいな~悲恋モノ。



演出家・指田珠子の宝塚バウホールデビュー作!

この作品は、演出家・指田珠子先生の宝塚バウホールデビュー作です
デビュー作というと、良い方に転ぶか悪い方に転ぶか…という感じがしますが、『龍の宮物語』は良い方に転んだようです。

とはいっても、私、実際の舞台を観ておりませんので(;´Д`)私の感想はナシで。。。

ファンの贔屓目?とかもあるかもしれませんけど、色んな方が「超よかった…」「再演希望…」と仰ってるので、きっと素晴らしいデビュー作だったのでしょう。

ビジュアルがいいのは写真からでも分かりますよ!? 
瀬央ゆりあさんは書生さんの服装がよく似合っているし、玉姫役の有沙瞳さんも綺麗で素敵!
膝枕はいいぞ。

再演もしくは円盤を希望

普段あんなにニコニコなせおっちが、2幕らへんから狂気じみてくると聞いて、「チケットくれ(真顔)」状態になりました。
でももう今からじゃ絶対無理。他の人と同じ意見になるけど、再演してくれないかな。

円盤って出るんですかね? まだ公式からは、何の発表もないみたいですが……。

円盤、出てくれるといいなぁ。
もしくはスカステで放送!絶対録画する~(*´Д`)

【追記】
スカステで放送されたので、感想をまとめました↓




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